採用活動を自動化する際に同時に採用工程をすべて「たな卸し」してみませんか?
ここで紹介する採用活動の3フェーズは私が採用トレーニングの柱にしている流れです。採用戦略立案に始まる「集客」、応募者を面接・入社に導き早期離職を防ぐ「導客」、「集客」と「導客」のプロセスをしっかり検証し再現性高く活動を行えるよう改善を加えて「集客」につなげる「検証と改善」の3つのフェーズに分かれます。この3つはループの構造になっていて、年々厳しくなってきている採用環境の中で、少しでも失敗しない採用活動を進めていただくためにも基本的な流れはしっかりと押さえていただくのが良いかと思います。
一連の活動は「集客」を4STEP、「導客」を4STEP、「検証と改善」を2STEPに分けております。ここではフェーズごとの大きな流れを紹介します。
STEPごとの流れ、さらに細分化した細かい工程の「どこを」「どう」自動化して「どう楽になるのか」に関してはこの記事とは別にお伝えしていきます。
採用工程の3フェーズ 10STEP @2024 WaGaGoToプランニング
誤解を避けるためにお伝えしたいのが、何でもかんでも自動化ツールを入れて進めましょうと言っているわけではありません。社内体制、社内のデータ通信環境や作業動線、スタッフのテクノロジーLOVE度などをふまえながら、課題が大きくてかつ自動化しても大丈夫なところから、業務を自動化ツールへお任せするのが良いかと思います。
そして自動化したことで「生まれた時間」を、人間力が必要な領域にたっぷり使う。テクノロジーとアナログのハイブリッドが、令和の時代に負けない採用環境だと、私は確信しています。
まずは採用戦略立案に始まる「集客」のSTEP1~4についてご紹介していきます。
集客 「母集団が増えない」時代の応募数確保は『狙い撃ち』がポイント
求人応募のための母集団を集めることを「集客」と呼びます。お客さんを集めるように求職者を集める。いい言葉だと思います。
STEP.1 採用戦略立案
求人広告営業時代に、「前と同じ内容で、とりあえず来週から求人を出しておいて!」と言うお客さんに何度も出会いました。居酒屋に入って「とりあえずビール!」と頼む感覚ですね。
前回の振り返りもなく、同じ方法で、同じ内容で求人する。それじゃダメなので「前回の結果を教えてください」「内容を見直しましょう」などとおせっかいを焼いたわけです。めんどうくさがるお客さんも多かったですが、かなりの確度で結果が良くなったので喜ばれました。大変でしたけど、今となってはいい思い出です。
令和の「人不足」を通り越して「人不在」とも言われている時代には、昔のような「ザルで水をすくう」雑な方法で採用活動を行うのは得策ではありません。大切なことは『狙い撃ち』山本リンダ作戦です。
「狙った採用ターゲット」を、「再現性」がある進め方で採用活動を行うことが大切。そのために最初に行うことは「採用戦略立案」です。
採用戦略立案は、まずは自社の採用力を図ることから始めましょう。
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