「面接場所がGoogleの地図に載って無かったので行けませんでした」
そう求職者に言われ、面接をすっぽかされたことはありませんか?面接に来なかった応募者へ理由のヒアリングを行った時に、こう回答されたそうです。
私の支援先だった川崎の会社の社長は、「うちは少し駅から遠いから、道に迷って来られなくなることもあるんですよね」と少し諦め口調でおっしゃいます。
でも、気づいちゃったんです。それはたまたまではなく、必然的だということに。Googleで社名を検索したら、いつも出てくるはずのGoogleマップへの社名表示が出てこないのです。なので検索しても道案内が出てこない。
今回はテクノロジーを入れましょうという話ではなく、Google上のサービスを整えに行きましょうという話。ここをしっかりやっていれば、自動で道案内してくれます。ほんのちょっとのことですが、非常に大切。ぜひしっかり行いましょう。
Googleビジネスプロフィールってご存じですか?
Googleで社名検索をしたときに、検索結果の右側に会社のことがコンパクトに描かれた小箱(ナレッジパネルと言うそうです)を見たことはないですか?
Googleに頼んでもいないのに、業態とか勝手な情報が入っていて、会社の正面ではなく駐車場横のごみ箱とか自動販売機とか映して欲しくない写真が載っている。挙句の果てには知らない人がクチコミを書いていて☆1.0か☆☆2.0の低い評価がついている。 これはGoogleビジネスプロフィールという、Googleさんが勝手に設定したおせっかいな企業情報紹介ページです。簡易版のホームページみたいなもので、検索した人がそのお店や会社やスポットのこと、知りたいと思うことをコンパクトに伝えているコーナーです。(知人の会社は検索するとしっかり出ています。右の矢印の箇所がGoogleビジネスプロフィールです)
飲食、宿泊、サービス業の客商売ならまだしも、企業相手で業務を行っているほとんどの会社は、なんか違和感はあるけどそのまま放置になっているケースがほとんど。これをどう処理したらいいのかも分からないですし、あえて調べてまで何かをする必要があるのか、ないのか、それすらもわからない代物。と思っていないでしょうか?
実はこのGoogleのお節介が、前述の道案内や、口コミ評価や、ひいては企業の印象操作まで、採用活動にものすごく大きな役割を果たしているのです。
なぜ、Googleマップに掲載されてないことがあるのか?
Googleマップに現存する施設が載らないということがあるのでしょうか?ゼンリンやカーナビの地図に慣れているわれわれには、昔からそこに存在しているのに地図に載らない建物なんてあるのか?と思いますが、Googleマップにおいては実はかなりの確率であります。 GoogleマップはGoogleが独自で構築している地図アプリです。2005年から2019年まではゼンリンさんがGoogleに自社の地図情報を提供していましたが、その後はGoogleビジネスプロフィールや自治体からのフィードバック、など独自で情報を得て構築しています。
ストリートビューという実際の周辺画像を閲覧・確認できる機能、目的地を入れるとナビをしてくれる機能などもあり非常に便利で、スマホユーザーは無意識のうちに使っているといっても間違いないでしょう。
便利な地図なのですが、その地点の利用が少ない、掲載内容が薄い、誰がオーナーかわからない(これが実は重要)、といった情報は、Googleが「利用者にとってあまり必要ない情報」と勝手に判断してGoogleマップ上から非表示扱いにされるケースがあるのだそうです。
確かに地図がごちゃごちゃしていると見づらいですが、表示されなくするのはいくら合理的なサービスと言ってもあんまりです。
ここで文句を言っていてもGoogleさんは助けてくれないので、まずは登録をすることから始めましょう。本社所在地やランドマークなどは比較的何もしなくても、もとから掲載されていることもありますが、移転した本社、支店、第二工場などは掲載されていないケースもあり、その場合はGoogleビジネスプロフィールに登録申請することで解決します。
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